遠くから見ても華やかで、近づくと細部に引き込まれる。セリーヌ・ディオンがパリのコンサートで着用したDiorのドレスには、そんな二つの見どころがあります。
2026年10月7日の「CELINE DION PARIS 2026-2027」公演で披露されたのは、白いモスリンとオーガンザによるロングドレス。Diorはその制作の様子を、ソフィ・カルが撮影した写真とともに公開しました。

白いドレスに、花が開くような立体感

目を引くのは、身体に沿うビスチェから、ウエストでふわりと広がる形への変化。Diorによると、ウエストのバスクは花冠のような効果を生むデザインです。縦に流れる長いスカートとの対比が、ドレス全体の輪郭を際立たせています。
写真では、同じ明るい色の中にプリーツの陰影が重なり、表面に奥行きが生まれているのが分かります。色や柄を増やさず、布の折り方で華やかさをつくる。その美しさをゆっくり眺めたくなる一着です。
完成した姿から、つくる手元へ

制作写真に写るのは、細かなひだを扱う手元や、布を整える作業。ステージ写真ではひとつのシルエットとして目に入るドレスも、近くで見ると小さな線や重なりの積み重ねです。
完成した姿を見たあとで制作風景へ戻ると、ウエストの広がりや裾へ向かうラインにも、あらためて目が向きます。今回の写真は、華やかな衣装を「誰が着たか」だけでなく、「どんな形がつくられているか」から楽しむきっかけにもなりそうです。
日常の服でも、色より先に形を見てみる
ステージドレスをそのまま普段着にするのは難しくても、ワントーンの装いに陰影をつくる考え方は、日常の服にも通じます。プリーツのスカートや、ひだのあるブラウスを選ぶとき、正面だけでなく横からの広がりにも目を向けてみる。
着用写真と制作写真を行き来しながら見ることで、一着の服を楽しむ視点が少し増える。セリーヌ・ディオンのDiorには、そんな魅力があります。
出典:クリスチャン・ディオール合同会社「PR TIMES掲載のプレスリリース」(2026年10月9日配信)。着こなしや写真についてのコメントはFlumia編集部の所感です。
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